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【映画】ドラえもんのび太とアニマル惑星(プラネット)のあらすじ・ネタバレ・感想・考察 現代の環境問題を痛烈に揶揄した怖い映画!

映画ドラえもん のび太とアニマル惑星

1990年に上映された映画 ドラえもんのび太とアニマル惑星(プラネット)

 

映画のパッケージはとてもかわいらしくて、映画の題名もかわいらしさを感じるものですが、内容はパッケージとは大きく異なるものになっています。

 

かわいい映画というよりもむしろ恐怖を感じる映画となっています。

 

今回は、のび太とアニマル惑星をご紹介いたします。

ネタバレする内容となっていますので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

あらすじ・ストーリー



 

 

 

序盤

のび太はピンク色の世界をさまよっています。

 

夢なのか・現実なのかわからず歩いていると、出口があり出てみると知らない森の中。

 

夜中の森を歩いていると、声が聞こえてきて、そちらの方向を向くと二足歩行で歩く動物たちが話しているのを目的しています。

 

 

子供と思われる動物たちは、後から来た犬のお巡りさんに叱られて自宅へ帰っていきました。

 

 

不思議な世界と思ったのび太でしたが、光る蛍を追いかけ再びピンクのもやもやの中に入り、気が付くと自宅に戻っていました。

 

 

 

 

次の日、学校に行ったのび太ジャイアンスネ夫に動物たちがしゃべっていたことを話すと、寝ぼけていたと馬鹿にされます。

 

しずかちゃんだけは動物たちと話がしたいと共感してくれるのでした。

 

 

そのころ、学校の裏山では大人たちが裏山を切り開いてゴルフ場にする計画があると話しています。

のび太のお母さんたち住人は、裏山を守るべく反対運動をすることになりました。

 

 

 

動物たちの星へ

ジャイアンスネ夫に馬鹿にされてふてくされるのび太でしたが、次の日夜中におしっこで目を覚ますと、再びピンクのもやもやが部屋の前にあるのを見つけます。

 

夢じゃなかったと喜ぶのび太は再びピンクのもやもやの中に入っていきます。

 

もやもやを抜けるとそこはとんでもない嵐です。

突風に吹き飛ばされて絶体絶命になったのび太でしたが、ドラえもんが助けに来てくれました。

 

夜中に目覚めたのび太に気がつき、後を追ってきていたのでした。

 

 

台風のお目々をつけて強風を感じなくなった2人はタケコプターで飛んでいると増水した川に流される犬の男の子(チッポ)がいました。

 

男の子を助けた2人はお家まで送り届けてあげると、街には人間はいなく動物たちの世界が広がっています。

そこは地球ではないようです。

 

チッポの家族と会い、お茶をごちそうになると、地球に帰ろうと再び森の中に戻りますが、暴風の影響でピンクのモヤの位置が変わっていました。

 

何とかもやもやを探し出し、再び地球に戻ることができたのでした。

 

 

 

ある日の学校の帰り、裏山に行ってみるとピンクのもやもやが出ています。

のび太はしずかちゃんを連れて動物の世界に向かいました。

その様子を見ていたジャイアンスネ夫も後をつけていくのでした。

 

 

動物の世界についたのび太たち、工場を見つけてみてみると、水と光で食品を作っています。

また、下水処理場にもいきますが、処理が完璧なため嫌なにおいがしません。

とても効率の良い太陽光パネルがあったり、クリーンエネルギーの進んだ世界ということが分かりました。

また、自分たちの星を大切にしているユートピアみたいです。

 

 

のび太たちはチッポと出会います。

その日は、動物の世界のお正月だったようでした。

動物の世界では、すべての動物が同一の宗教を信仰しており、のび太たちに聖典の内容を教えてくれます。

 

教典の内容
動物たちはもともと月に住んでいた。
先祖たちは、そこにいたニムゲという悪魔にいじめられていた。
それをかわいそうに思った神様は、星の船に動物たちを乗せて今の星に移り住んだ。

 

 

チッポは、この聖典が真実だと考え、星の船を探しに”禁断の森”へ行こうとのび太たちに話すと、のび太は楽しそうと協力することにしました。

 

禁断の森は、誰も足を踏み入れてはいけない森とされていました。

 

 

 

 

終盤

一方そのころ、ジャイアンスネ夫は森をさまよっています。

家に帰ろうと再びもやもやに入ると、荒廃した謎の町に降り立ちます。

水も食料もなく、まるで戦争後の世界かのような世界です。

 

恐ろしくなり、再びもやもやに入ると、再び動物の世界に訪れます。

ジャイアンスネ夫は迷子として保護されるのでした。

 

 

みんなで帰ろうと森の中のもやもやに行こうとしますが、もやもやは未来の道具だったことが分かります。

そして、星の船はこのガスであり、神は未来人だったようです。

 

もやもやに入り、5人は何とか地球に戻ることができました。

 

 

 

 

そのころ、月にいるニムゲは動物たちの星に緑があふれ、豊かな生活をしていることに嫉妬し、侵略しようと考えているのでした。

 

ある日、チッポから電話がかかってきており、ニムゲが襲ってきたと連絡があります。

5人はチッポたちを助けに、”宇宙救命ボート”で向かいます。

 

 

チッポの星につくと、家々が襲撃され街は破壊されていて、動物たちがいません。

 

5人は地下に埋もれたチッポを見つけ出し、ニムゲ達の襲撃について聞きます。

ニムゲ達はUFOに乗って襲撃してきていたのでした。

UFOは一度戻りましたが、チッポの恋人ロミちゃんが人質としてさらわれてしまいました。

 

 

ロミちゃんを救いに行こうとしますが、行く手段がありません。

そこで、禁断の森にあると言われる星の船を探すことに。

 

そこで、”ツキの月”という道具で3時間だけ幸運になったのび太が星の船を見つけ、ニムゲの星に行くことができました。

 

ニムゲの星に行くと、ニムゲの基地に忍び込むことに成功します。

そこで、ニムゲが地球人と同じ人間であることが分かりました。

 

 

のび太は、何とかロミちゃんを助け出し、動物たちの星に戻ることができました。

 

 

結末

ニムゲ達は翌朝、UFOに乗って再び動物たちの星に攻めてきます。

 

武器を持たない動物たちですが、ドラえもんの空気砲とショックガンを量産し対抗します。

 

 

武力で圧倒するニムゲ達でしたが、ドラえもんの道具などで何とか防いでいます。

そうこうしていると、UFOでニムゲの星の警察が来てニムゲ達を逮捕していきました。

 

ニムゲ達は秘密結社コクローチ団で、宇宙を征服しようとしていたことをしり、警察がスパイ活動を行って逮捕に至ったのでした。

 

 

警察たちは、人間がすべて悪いと思わないでくれと動物たちに謝り、ニムゲ達を連れて去っていきました。

 

 

 

地球では反対運動の結果、裏山のゴルフ場計画は中止となるのでした。

 

 

 

 

ネタバレ感想・考察

ここでは、私の考察・感想をご紹介いたします。

 

 

 

ストーリーについて

のび太のアニマル惑星では、環境問題が大きなテーマとして描かれています。

 

地球での裏山がゴルフ場になってしまうといった話しから、地球とは別の星である動物の星・ニムゲの星による争いによって、痛烈に現代社会の環境破壊を警告をしているように感じました。

 

 

映画の中で、ニムゲ達は悪役として描かれていますが、ニムゲ達も1000年前の先祖たちが環境を破壊し、核戦争をしたせいで自分たちが生きにくくなっていると言っています。

 

また、ニムゲ達を憎むジャイアンは自分たちが人間であることに矛盾を感じます。

 

 

人間のいない世界(チッポの星)ではきっと空気がおいしくて緑豊かな世界だろうといった皮肉のようなものもメッセージとして込められているのかもしれません。

 

 

 

また、人間も動物も最終的には緑豊かな星で暮らしたいと願っていることが分かります。

秘密結社の総長も逮捕後にマスクをとり空気がうまいと言い残します。

 

誰もが緑豊かでキレイな星で暮らしたいと願っていることが描かれているようでした。

 

 

映画の一番最後は、のび太たち5人が裏山で楽しそうに遊んでいるカットで終わります。

なんだか感動的なラストでとても好きです。

 

 

 

 

都市伝説的な要素

のび太のアニマル惑星では、聖書の”ノアの箱舟”を完全にオマージュしたストーリーになっています。

 

聖書のノアの箱舟では、人間も船に乗ることができましたが、映画では人間は乗ることが許されないことになっています。

 

今の環境問題を引き起こした人間は悪魔的であるとして、描かれています。

 

 

 

また、映画の中で動物たちは絶対的な宗教を信仰しています。

それは、星の船が起きたストーリーを忘れないために、神話として伝承しています。

 

 

そうなると、現代にある伝承や宗教にもそのような役割があるのでは!?と思ってしまいます。

現代にある神話が真実だとすると、、、恐怖を感じざるを得ません。

 

 

また、動物の世界に戦争がなく、武器も持っていないことからすると、宗教は1つでいい藤子不二雄さんは考えていたのではと邪推するのでした。

 

 

 

 

まとめ

ドラえもんのび太のアニマル惑星は、動物たちが生活しているといった空想的なストーリーと、環境問題といった現実的なストーリーが合わさったすごく奥の深い作品だと感じました。

 

 

最近ではSDGsなど地球環境保護の動きも出てきていますが、利権や経済至上主義なしで環境保護のみを追求しているかは疑問もあります。

 

 

未来の人間たちがニムゲのようにならないためにも、今できる環境保護をしていけるといいですね。

 

 

 

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それではまた!!

 

 

 

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